かもめ食堂

 

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5P


「かもめ食堂」はヘルシンキの街なかにひっそり[각주:1]とある。

大きな看板も出しておらずドアのところに「かもめ食堂」という日本語と,

フィン語で「ruokala lokki」と小さく書いてあるので,それとわかるようになっている。

以前、ここは地元の太った名物おばさんが経営している食堂だった。

彼女が急死してから、半年以上、店は閉められたままになっていて周の人はいったいどうなるのだろうかとにしていた。

そしてある日,店の中を片づけていると思ったら,しばらくして東洋人の女の子がいつも1人でいるようになった。

近所のおじさん、おばさんは味津だった。

「かもめ食堂」って書いてあったけど、行ってみた?

「窓から中をのぞいたら[각주:2]子供がいたんだ 女の子だ! 他に誰かいるのかと見ていた.んだけど,誰もいない」



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카모메식당 헬싱키의 거리에 호젓하게 자리잡고 있었다. 커다란 간판도 나와있지 않고 문앞에 일본어로 카모메식당’, 핀란드어로 ‘'ruokala lokki’ 라고 작게  있어서 그걸로 알아볼 수가 있었다.

예전에 이곳은  지역의 뚱뚱한 명물 아주머니가 경영하던 식당이었다. 그녀가 갑자기 죽고 반년이상 가게 문이 닫혀진 상태여서 주위 사람들은 대체 어떻게 되는걸까 궁금해 했었다. 그러던 어느 날, 가게 안을 청소했나 싶더니,  동양인의 여자가  혼자 있는 것 같았다. 근방의 아저씨 아줌마들은 흥미진진해했다 

“‘카모메식당 이라고  있던데 가봤어? 

밖에서 들여다보니까 어린아이가 있던데. 여자아이!  외에  누가 있는가 하고 봤는데 아무도 없었어.”

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6P

 

「たまたま親がいなかったんじゃないの」

「いや, いつ見ても一人なんだ」

「おばさんの親戚かしら?

「そんなはずはないわ。ほら、あの太った息子二人しか子供はいないはずよ」

「それはそうねえ」

「子供1人で置いておくなんて。さすがに東洋人(とうようじん)は子供でもよくくわね」

「もしかしたら無理矢理[각주:3]かされているんじゃないかな」

「それにしてはあの女の子、いつも元しそうよ。聞いたことがない曲だけど,鼻歌なんか歌ったりして。でもそういえば店の大人の姿は見たことないわ」

朝から晩まで店にいるし、校にも行ってないみたいだよ」

童虐待[각주:4]じゃないだろうね。しくするしかないって、あきらめているんじ
ゃないだろうね」

まじめに心配する人も出てきた。

謎の「かもめ食堂」はおおっぴら[각주:5]ではなく、ひっそりと周の噂になっていた。

が、誰一人,「謎の東洋人の女の子」であるサチエをつかまえて、「あなたはどうしてここにいるの?どこからたの?」と聞く人はいなかった。



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어쩌다 그때 부모가 없었던건 아닐까

아냐, 볼때마다 혼자 있었어

아주머니의 친척인가?”

그건 아닌것 같은데,   뚱뚱한 아들 둘밖에 없었잖아.”

그건 그렇네

어린아이를 혼자 놔두다니. 역시 동양인은 아이라도 잘도 일하더라

혹시 억지로 일을 시키는건 아닐까

그렇다고 하기에는  여자아이, 언제나 활기차고 즐거워보여. 들어본  없는 곡이지만

콧노래를 부르기도하고. 그치만 그러고보니 가게에 어른은 본적이 없네.”

아침부터 밤까지 가게에 있고, 학교는 가지 않는것 같은데

아동학대는 아니겠지. 활기차고 즐거울  밖에 없다고 포기한건 아니려나

심각하게 걱정해주는 사람도 있었다.

수수께끼의 카모메식당 공공연하게는 아니지만 조용하게 주위에 소문이 돌았다. 다만, 어느 한사람 수수께끼의 동양인 여자아이 사치에를 붙잡고 당신은 어째서 여기에 있나요? 어디서 왔어?” 묻는 사람은 없었다.

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  1. 조용히, 호젓하게 [본문으로]
  2. 覗く(のぞく) 엿보다, 들여다보다 [본문으로]
  3. むりやり 억지로 강행하려는 모양 [본문으로]
  4. じどうぎゃくたい 아동학대 [본문으로]
  5. 공공연하게 [본문으로]