카모메식당 かもめ食堂 (2)

かもめ食堂

 

(2)

 

 

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みな関心を持ち、おかしいなあと思いつつ^[각주:1]も、遠巻(とおま)き^[각주:2]にして静かに眺(なが)める^[각주:3]だけである。フィンランドは、

見知らぬ人にはフレンドリーではない。

多くは人見知りだ。店の前を行ったり来たりして中をのぞき,偵察隊と化し^[각주:4]てみんなに結果を報告する。

「店は開いていたけど、客は入っていなかった。店にいるのは今日もあの子供だけだよ。あの子が注文をとって料理を作るみたい。

フライパンや鍋を持ってきて、それをじっと^[각주:5]眺めたりしていたもの。でもちゃんとした料理が作れるのかしら。あれは『かもめ食堂』

じゃなくて『こども食堂」だわ」

サチエの知らないところで、周囲の人々かは「こども食堂」と呼ばれていた。

サチエはいつも一人で、客が来ない店の中で日がな一日^[각주:6]、グラスを麻のクロスで拭いたり、掃除をしていた。

日本人がオーナーでありながら、扇子やら日本人形やら富士山の写真など、日本を象徴する飾り^[각주:7]物が一切ないので、

外からはどんな店かはとてもわかりにくい。

外国でわざわざ日本をアピールするのは、ものすごく野暮ったい^[각주:8]とサチエは考えていた。

さりげなく^[각주:9]地元にすっととけ込んだ^[각주:10]お店をやりたかった。

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모두들 관심을 갖고 이상하다고 생각하면서도, 멀찍이 둘러싸고 조용히 관찰하고 있었다. 핀란드는 낯선사람에게는 친근하게 대하지 않는다. 많은 수가 낯을 가린다. 가게 앞을 왔다갔다 하며 안을 엿보고 순찰대 마냥 모두 결과보고를 한다. 

“가게문은 열려있었지만 손님은 아무도 없었어.  가게에 있던건 오늘도 그 어린아이 뿐이었어. 그 아이가 주문을 받고 요리를 만드는 것 같더라. 프라이팬이나 냄비를 가져와서 그걸 지긋이 관찰하고있기도 했고. 그치만 제대로 된 요리를 만들기는 하는걸까. 거기는 ‘카모메식당’이 아니라 ‘어린이 식당’ 이라구”

사치에는 늘 혼자서 손님도 오지 않는 가게에서 진종일 유리컵을 삼베크로스 닦거나 청소를 했다. 일본인이 주인으로 있으면서 부채나 일본인형, 후지산 사진등 일본을 상징하는 장식품은 일체 없어 밖에서 보면 어떤 가게인지 알기쉽지 않았다. 외국에서 일부로 일본을 어필하는 것은 무척이나 촌스러운 일이라고 사치코는 생각했다. 천연덕스럽게 그 지역에 어우러지는 가게를 하고싶었다. 

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この国の人間だっていいじゃないか。

だから他の国で、日本人を必要以上にアピールするのは、サチエにとってはものすごください^[각주:11]ことだったのである。

いくら暇でもじっとしていられない性格のサチは、何か仕事を見つけては体を動かしていた。

棚の食器を並べ替えたり、床のしみ^[각주:12]をていねいにこすり取ったり,そんなことをして一日を過ごしていた。

作業をしながら、ふと^[각주:13]人の気配を感じて窓のほうに目をやると,不思議そうに外から中を見ている人々と目が合う

目が合って入ってきてくれるのかなあと期待すと、相手はそのままふっと通り過ぎてしまう誰もドアを開けて入ってこようとしない。

駅のそばでチラシを配くばったり、新聞や観光客相手のガイドブックに広告を出せば、まだ気付いてもらえたかもしれない。

でもそれは嫌だった。気付いてもらえる人に気付いてもらえればいい。

大げさ^[각주:14]な宣伝^[각주:15]せんでんや広告こうこくを打つ^[각주:16]のは,サチエの性分には合わなかった。

客数ゼロの日が延々^[각주:17]と続き、それでもサチエはここヘルシンキで自分の店を持てたことがうれしく嬉々^[각주:18]ききとして体を動かしていた。

しかし店内はどんどんきれいになっていく一方で、売り上げは全く変化がなくゼロのままだった。

サチエは三十八歳になったばかりだ。

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이 나라의 사람이라 해도  좋지 않은가. 그러니까 다른 나라에서 일본인임을 필요 이상으로 어필하는것은 사치에에게 있어 무척이나 없어보이는 일이었다.  아무리 한가해도 가만히 있을수 없는 성격의 사치에는 뭔가 일을 찾아 몸을 움직였다. 선반의 식기를 정리한다거나 바닥의 얼룩을 꼼꼼하게 지운다거나 하여 그런식으로 하루를 보냈다.

작업을 하던 중, 문득 사람의 기척을 느껴 창 밖을 바라보니 수상하게 밖에서 안을 들여다 보던 사람들과 눈이 마주쳤다.  눈이 마주쳐 안으로 들어오려나 기대 했지만 상대방은 그대로 훅 하고 거리를 지나쳐버렸다. 아무도 문을 열고 들어오는 이가 없었다. 역 근처에서 전단지를 돌리거나 신문이나 관광객상대의 가이드북에 싣는다거나 한다면 알아채고 와 줄지도 모른다. 하지만 그러고 싶지 않았다. 가게가 있다는걸 눈치채는 사람이 있다면 그걸로 족했다. 과장된 전단이나 광고를 내는 것은 사치에의 성향과는 맞지 않았다. 손님이 전혀 없는 날들이 계속되고 있는데도 사치에는 여기 헬싱키에서 자신의 가게를 열었다는 것이 즐겁고 기뻐 몸을 움직여 일했다. 그러나 가게가 점점 더 깨끗해 지고 있는 반면 매상은 전혀 변화 없이 제로인 상태였다.  

사치에는 이제 막 서른 여덟에 접어들었다.

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1. 그 동사가 가리키는 동작과 작용이 계속되고 있는 뜻을 나타냄. [본문으로]
2. 멀리서 포위함 [본문으로]
3. 바라보다, 조망하다, 관망하다 [본문으로]
4. かする ; 동화하다, 변화하다, 화하다 [본문으로]
5. 지긋이 [본문으로]
6. ひがないちにち 진종일, 하루종일 [본문으로]
7. かざり 장식 [본문으로]
8. やぼったい 촌스럽다, 세련되지 않다 [본문으로]
9. 그런티가 없다, 천연덕스럽다, 아무렇지도 않다 [본문으로]
10. 동화하다, 어우러지다 [본문으로]
11. 촌스럽다, 멋 없다 [본문으로]
12. 기미, 얼룩 [본문으로]
13. 문득 [본문으로]
14. おおげさ 과장 [본문으로]
15. 선전 [본문으로]
16. うつ 치다; 때리다 두드리다 [본문으로]
17. えんえん 끝없이 [본문으로]
18. きき 희희; 매우 기뻐하고 즐거워하는 모습. [본문으로]